2015/04/20

今日はアンティークの着物のご紹介!

大正時代~昭和初期にかけての花嫁衣裳になります。

染も職人さんの「これでもか!」という心意気が伝わってくるような、繊細で大胆な見事な手描き友禅です。

配色と構図がこれまた見事!!!

あ~、惚れ惚れします・・・・・・・!!

この衣装は、打掛の中に着る着物でして、この上に着る着物もございます。
そちらも、これまた見事な打掛になります、そちらは、また後日ご紹介いたします。

こちらのアンティーク着物はもちろん販売もしております、
ただいま展示しておりますので、是非見に遊びにおいでくださいませ。

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2015/03/14

先日お嫁入りしたお着物と帯のご紹介(^.^)
淡~い桜色の地色に
こっくりした差し色のおしどりが見事な、手描き京友禅の
訪問着です。

京友禅独特の、朱の濃淡。
繊細で味わいある糊糸目(色の境目になる白い線)。
すべて分業による京都の染職人の技の結晶です。
京都の染物の場合基本的に分業になるので、作家の落款は入りません。
現在は後継者不足と需要不足になり、この技術も廃れつつあります。

繊細であり、また重厚さもあります、こういった友禅もなかなか見られなくなってきました。

合わせた帯は「川島織物」さんの本袋帯。

一糸一糸丁寧に織り出された帯です。

晴れの場に相応しい重厚な帯。
さり気ない柄ですが、しっかりした存在感。


溜息がでるほどの良い帯です。
草履バッグは

バッグの生地は「龍村織物」の帯地を贅沢に使った当店で別誂えしたもの

帯締めと帯揚げ
朱を基調にし、バランスを整えております。
上記ご紹介したセットは昭和60年くらいに製造されたお品物で当時で、着物70~80万円、
帯50~60万円でしたが、当店でお手入れをしお仕立てし直して販売させていただきました。
お値段は上記の8分の1程度です。
本物を見分ける目をもつ専門店でなければ出来ないセレクトと自負しております。
着物好きの方には大変好評いただいております(^.^)
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2015/03/10

絶品の塩沢紬のご紹介!

一見黒の無地ですが、近寄るととってもモダンな柄

縦横の蚊絣の縞に、ところどころに
斜めにまた蚊絣が入ってます。

塩沢紬の方に聞きましたところ、この絣はもう作れないそうです。
絶品です・・・・・。
墨色に茶色の蚊絣がとってもモダンで、素敵なキモノ。
帯は、「下平清人」氏の型絵染の紬なごや帯。

シックでいて、艶っぽいコーディネイト。

この塩沢紬と型絵染のなごや帯は、
仕立て上がっておりますのでそのままお召いただけます。
店内に展示しております、どうぞ見にお越しくださいませ。
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2015/01/30
来週から始まる「テーブルウエア・フェスティバル」に
初参加させていただきます(^o^)丿
ランチョンマット、テーブルセンター、コースター等を展示販売します。


切羽詰まってから、バタバタと新作を色々作りました。

コースターは、はりきって作っていたら、1,000枚を越えちゃいました(^_^;)
売れてくれないと困ります(>_<)
いよいよ、明日、出発です(^^ゞ

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2014/12/15
久しぶりの更新になってしまいました。
反省し、今後はもっとマメに更新したいと思います。
今日は、結城ちぢみを御紹介。

こちらも、やはり古いきものを解き洗い張りをした、当店の商品です。
もちろん状態の良い着物ばかりを、このように手入れをして、皆様に
提供しております。

青味のグレー地に、十字の絣の色はなんとピンク!!
渋いですが、ポップな着物、
見てるとウキウキしてきます(^-^)

糸は真綿から一糸一糸を手で紡いだ手紡ぎ糸を、
腰で引きながら、人機一体となり織りあげる
地機と呼ばれる、原始的な機。
そのため、糸の張りと打ち込みはとても柔らかく、
ふんわりと空気を含んだ織物となります。

手技の結晶です!!!
でもそれもそうですが、この色合いと柄の雰囲気が
へたくそな写真でうまく伝えられないのが、悔しいです・・・・・・。
どうぞ、現物を見にお越しくださいませ。
(^-^)
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2014/09/25
ちょっと珍しい色目の結城紬です。

地色が深い紫色で、
絣がグリーンと黒です。

よく考えてみますと、黒の絣??
という事は、絣の作り方が手括りでなく、刷り込みかも?
ということは、結城紬の重要無形文化財の条件である、
「絣は手括りであること」に当てはまらないので、
重要無形文化財ではないようです・・・・・・。

「それがどーした!!」
「重要無形文化財」には該当しないですが、糸作りを手で一糸一糸紡ぎ出し、
人機一体となって、織りだす究極の織物には違いありません。
私は結城紬の魅力は、
やはり手紡ぎ糸を地機で織った、このみごとな風合いにあると思っております。

この見事な結城紬をどうぞ見にお越しくださいませ。
この結城紬は、古い着物を丁寧に洗い張りし、
反物の状態に戻して、販売しております。
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2014/09/12

ちょっとモダンな黄八丈です。
半分が横段で半分が格子。


黄色の独特な色は黄八丈の大家、
山下さんによる物と思われます。

この黄八丈は古い着物を解き洗いし、手入れをし販売しております。
山下さんの黄八丈は現在100万~200万円ほどしております。
この黄八丈はそういう理由により、20~30万円程度で販売しております。
お好きな方は、どうぞ見に来て下さいませ。

私が染色した、紬の帯をコーディネイトしてみました。
真っ黒にみえますが、絶妙な墨の濃淡なんです。

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2014/01/31
ただいま染めている暖簾です。
麻生地を張り、染める前の下処理です。
大豆の絞り汁とふ糊を薄めた液を染めてます。
こげ茶の顔料を刷毛でシャーッと引きます。
ぶれぬように息を止めて染めます、ちょっと
ぶれてますが、御愛嬌・・・・・・・。

なかなか良い感じです。
和室にも洋室にも合う暖簾の予定なのですが、
なんか、アジアンテイストになってきました。
うーん、まぁリゾートっぽくてよいかも・・・・・!
できあがりOKのちょっとアバウトな創作です!!
これは、3連の暖簾になります。
このあと、乾燥したら、もう一色濃い色で刷毛引きします。

こっちは注文いただいた暖簾です。
ピンクっぽい紫系統の明るい色合いです。
ちょっと今まで作らなかった色目。
完成が楽しみです。
縫製ができたらまたUPします。
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2014/01/23
東京の神田にある、東京友禅を扱う老舗問屋の
「菱一」さんの振袖の御紹介

この振り袖は無線友禅といい、素描きで柄を描いていきます。
意匠のすばらしさ。

大胆で、且つ繊細な筆致!!

繊細で、優しい色合い。

素晴らしいきものです。

この振り袖は昭和50年~60年位に染められた物で、
仕立て上がって、未使用の状態で手に入れました。
丁寧に解き洗いをして、柄が解かりやすいように
仮縫いしてあります。
ちなみにお値段は、仕立て代込で18万円です。
当時で仕立て上がり価格で60万円以上していたと思います。
本物の染めの着物を格安でいかがでしょうか!!!
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2014/01/03

2014年!本年も宜しくお願い致します。
お正月らしく、お目出度い品物を御紹介!
江戸時代~明治時代に掛けての「祝い袱紗」
御進物や、祝儀の時に品物の上に掛けたりします。

紺色の繻子地に、金駒刺繍で立派な「鯛」が2匹。

目玉はガラスで出来ております。
珍品です!!

まあ、気が遠くなる贅を尽くした手刺繍………

繊細でいて、大胆。

こんな感じで、使われていたのでしょうね。
日本の古来よりの、素晴らしい美意識を見た気がいたします。
当店では、このような店主の目にかなった、珍しい物、
不思議な物も扱っております。
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