黄八丈紬
黄八丈紬が仕立て上がり、本日納品いたしました。
写真が白っぽくなってしまいましたが、実際には、
右側よりも、もっと深い色です。
八丈島の「山下八百子」さんの作品になります。
東京都指定無形文化財技術保持者であり、「山下めゆ」さんの娘さん。
残念ながら、2009年に 90歳で他界されてしまいました。
刈安で染められた深みのある青みがかった黄色。
樺の木で染められた赤茶。
椎の木の漆黒。
そして、一糸一糸丁寧に、且つ 力強く丹念に織られます。
地風は、非常にしなやかで、また 厚みと強さがあります。
糸の染めから、染料の植栽、織りまでの全ての工程を
人の手でこなす。
じーっと見ていて、飽きません。
量産品は、しばらく見ていると飽きてしまいますが、
良い物は見れば見るほど、引き込まれていきます。
訴えかけてくる力強さがあるので、不思議です。
こういう良い物を、生涯 扱っていきたいと思います。
by 山形は寒河江の「きもの大長」 おやじ
http://www.kimonodaicho.co.jp/
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