「川島織物」の袋帯&手描き友禅の訪問着
先日お嫁入りしたお着物と帯のご紹介(^.^)
淡~い桜色の地色に
こっくりした差し色のおしどりが見事な、手描き京友禅の
訪問着です。
京友禅独特の、朱の濃淡。
繊細で味わいある糊糸目(色の境目になる白い線)。
すべて分業による京都の染職人の技の結晶です。
京都の染物の場合基本的に分業になるので、作家の落款は入りません。
現在は後継者不足と需要不足になり、この技術も廃れつつあります。
繊細であり、また重厚さもあります、こういった友禅もなかなか見られなくなってきました。
合わせた帯は「川島織物」さんの本袋帯。
一糸一糸丁寧に織り出された帯です。
晴れの場に相応しい重厚な帯。
さり気ない柄ですが、しっかりした存在感。
溜息がでるほどの良い帯です。
草履バッグは
バッグの生地は「龍村織物」の帯地を贅沢に使った当店で別誂えしたもの
帯締めと帯揚げ
朱を基調にし、バランスを整えております。
上記ご紹介したセットは昭和60年くらいに製造されたお品物で当時で、着物70~80万円、
帯50~60万円でしたが、当店でお手入れをしお仕立てし直して販売させていただきました。
お値段は上記の8分の1程度です。
本物を見分ける目をもつ専門店でなければ出来ないセレクトと自負しております。
着物好きの方には大変好評いただいております(^.^)