本場大島紬のマルキとは?



大島紬のお話になるとよく「この大島はなんマルキなんですか?」
と聞かれる事がよくあります。

マルキとは大島紬に於いて、
経糸1240本に対しての絣糸の本数の単位になります。
1マルキは絣糸80本です。

5マルキで経糸の絣糸 464本
7マルキで経糸の絣糸 576本
9マルキで経糸の絣糸 768本

                  
                       5マルキ・1モト絣



単純にマルキ数が多いほど、経糸の中の絣糸の本数が
多くなる事と柄が細かくなる為、織る手間(絣を合わせる手間)が増えるので
高額になります。(絣の構成によって一概にいえません)

                   
                            9マルキ・カタス絣



マルキが多いほど高価なの?

よく「この大島紬は〇〇マルキだから高いんです。」
という呉服の販売員さんがいますが・・・・。

たしかに、絣の構成法と絣の本数や柄が同じ
大島で比べれば、マルキが多い方が
高価になると思いますが、
一概にはいえません。

例えば、大島紬を近くでよくみると
絣の形がTの字かもしくは、十の字に
なっていると思います。
                  

                
          5マルキ・1モト絣                         5マルキ・1モト絣



           
                    7マルキ・カタス絣





          
                     7マルキ・1モト絣


               
Tの字の絣は「カタス」と言って絣糸の柄合わせは
経糸、横糸それぞれ1本で済みます。

一方、十の字絣の場合は「元(モト)」絣といい、
経横糸それぞれ2本づつ絣を合わせます。

という事は、2本合わせる「元」絣のほうが、
何倍も手間と時間がかかります。

カタスで織られた9マルキの大島紬より、
モトで織られた7マルキの大島紬の方が
高価になる場合が多々あります。




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